Windows 7 Home Premium、Professional、Ultimate の違い

ジャンル:パソコン関連
カテゴリー:OS
サブカテゴリー:Windows

エディションを選ぶ際の判断材料として、各エディションの機能の有無および、機能の詳細を以下にまとめます。

■目次
Home Premium のみに無い機能
Home Premium と Professional に無い機能
Ultimate に無い機能
一番お買い得のエディションは?
参考書籍

■機能の比較一覧表
機能Home PremiumProfessionalUltimate
ドメイン参加
位置自動認識印刷
リモート デスクトップ接続(ホスト)
Windows XP Mode
詳細なバックアップと復元
グループ ポリシーのコントロール
ファイル システムの暗号化
オフライン フォルダー
言語パック
BitLocker

Home Premium のみに無い機能(Home Premium と Professional の違い)

ドメイン参加

職場などの Windows Server OSの稼動するサーバにドメイン参加を行える機能です。
ドメイン参加を行うことにより、クライアント側のデスクトップやセキュリティ設定などの諸設定をサーバの管理者が一括管理できるようになります。
パソコンを家庭内のみで使用する場合は、通常この機能は必要ありません。

位置自動認識印刷

ネットワークごとに最後に使ったプリンタを記憶しておく機能です。
例えば自宅と会社で使用しているプリンタが異なる場合、会社では会社のプリンタが、自宅では自宅のプリンタが自動で使用プリンタとして設定されます。
いちいち環境ごとに使用するプリンタを選択する煩わしさが省けます。 主にノートパソコンを仕事で持ち歩く人用の機能です。

リモート デスクトップ接続(ホスト)

ゲストOSからリモートで接続し、あたかも接続先パソコンで操作しているかのようにOSを遠隔操作することができる機能です。
なお、ゲスト(操作する側)の機能は Home Premium エディションにも搭載されています。
あくまでもホスト(操作される側)の機能になります。

Windows XP Mode

いわゆる仮想環境上で Windows XP を使える機能です。
どうしても Windows XP 上で動作を確認したいが、Windows XP 環境が無いという人のために用意されています。
VirtualPC や VMWare に Windows XP をインストールした場合とほぼ同じですが、「Windows XP Mode」の導入には AMD-V、Intel VT、または VIA VT (BIOS で有効に設定) が搭載された、ハードウェア仮想化に対応したプロセッサが必須要件となります。
ハードウェア仮想化に対応したCPUが搭載されていない古いマシンでは使用できません。

詳細なバックアップと復元

ネットワーク バックアップとグループ ポリシーを使用したバックアップ機能です。
Home Premium エディションにもそれ以外のバックアップ機能は搭載されています。

グループ ポリシーのコントロール

グループ ポリシーエディタ(gpedit.msc)などで、OS自体(デスクトップに表示されるプログラム、[スタート] メニューのオプションなど)やOS付属のアプリケーションの詳細な設定をカスタマイズできる機能です。
ある程度の設定はコントロールパネル上や、各アプリケーション側で行えますが、セキュリティ上重要な設定はこのグループ ポリシーエディタでしか変更ができません。
ドメイン参加を行っている場合は、ドメインコントローラ側で設定している「ドメイン ポリシー」が適用されます。
ドメイン参加を行っていない場合は「ローカル コンピュータ ポリシー」が適用されます。

ファイル システムの暗号化

暗号化ファイル システム (EFS) を使用して暗号化を行う機能です。
BitLocker と異なる点は、ファイル、フォルダ単位で暗号化を行える点、ユーザー単位でアクセスを制限できる点、および証明書と鍵はあくまでもOSが保持している点です。
使い勝手などから、現実的には BitLocker の方が便利でしょう。
BitLocker が登場する以前のOS(Windows 2000より)の少し古い暗号化技術です。

オフライン フォルダー

ネットワーク ファイルのコピーをあらかじめ作成しておき、ノート PC などがネットワークから切断されているために、ネットワーク上のファイルへアクセスできない場合にオフラインフォルダー内のファイルが使用されます。
そして次にネットワークに接続した際に、オフライン ファイルとネットワーク フォルダーの元のファイルが自動的に同期される仕組みです。
例えば、会社のネットワークに接続できない自宅で会社のネットワーク上にあるオフライン ファイルを編集し、会社に出勤後同期を行うなどの用途で使用します。

Home Premium と Professional に無い機能(Ultimate だけにある機能)

言語パック

メニュー、ダイアログ ボックス、ヘルプ トピック、その他のテキストを 35 の言語に切り替える機能です。
検証のためなど、複数の言語での表示を確認したい場合や、世界規模の企業のシステム導入などで英語版を一括購入し、カスタマイズを行った上で、それぞれの国の法人用にローカライズしてOSを配布する場合などに有用ですが、個人利用の場合はまず必要ないでしょう。

BitLocker

パソコン盗難による情報漏洩を防ぐために、OSがインストールされたボリューム全体を簡単に暗号化する機能です。
USBメモリーやパソコン本体に内蔵されているTPM(Trusted Platform Module)チップを鍵として、暗号化、複合化を行います。
USBメモリを車のキーのように使用できますが、そのUSBメモリを紛失してしまった場合、複合化はできなくなります。
その場合、48文字の「回復パスワード」を使用することで複合化は可能です。
ボリューム自体を暗号化しているため、HDD を他のマシンに取り付けても中のデータにアクセスすることはできません。
これらの鍵を組み合わせて使用することもできます。

Ultimate に無い機能

無し(全部入りです)

一番お買い得のエディションは?

一番お買い得なのは、一般家庭で使用するならズバリ Home Premium です。
Windows Vista までは家庭向けエディションにはバックアップツールが付属していませんでしたが、Windows 7 からは搭載されていますので、機能的には十分です。
ドメイン参加やセキュリティを堅固にする必要も通常はありませんので、上位エディションにするメリットはほぼ無いと思います。
但し、他の部屋からリモートデスクトップ接続で利用したい、グループポリシーエディタでOSの詳細なカスタマイズがしたいという方には Ultimate をお勧めします。
というのも、真ん中の Professional は Ultimate と価格が 1000 円も違わないため、選択するメリットがまったくないためです。
※もちろん、企業などで大量購入(通常ボリュームライセンス)する場合は金額的に大きな差になりますので、Professional という選択肢も有用です。

参考書籍

Windows 7 の機能およびツールの使用方法が詳細に記載された書籍です。是非ご一緒にいかがですか?

目次
Chapter1 Windows7の魅力と新機能の紹介
Chapter2 システムの変更点とカスタマイズツール
Chapter3 デスクトップ操作と環境設定
Chapter4 タスクバー、スタートメニューの操作と設定
Chapter5 キャッシュ、メモリ、ドライブ環境などの最適化
Chapter6 アプリケーションの利用と64ビットの互換性
Chapter7 メディア、データ、デバイスの利用と管理
Chapter8 エクスプローラーとライブラリの理解と活用
Chapter9 Windows XP Modeとリモートコントロール
Chapter10 バックアップと復元
Chapter11 インストールとマルチブート


公開日:2010年08月18日

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