Windows の DSP 版と OEM 版の違いは?

DSP(Delivery Service Partner)版

メモリやハードディスク、パソコン本体など、ハードウェアとセットで販売される形態の OS です。

ライセンス

ライセンス上同時購入したパーツと常に同じマシンで使用する必要があり、そのパーツを外した場合、OS の使用権が消失します。
しかし、OS 自体では同時購入したパーツは認識できないため、厳格なライセンス監理が行われるわけではありませんが、例えば多くのパーツを交換し、インターネット経由でのライセンス認証が行えなくなった場合に、電話でライセンス認証をすることになりますが、その際、同時購入したパーツが取り付けられているかが聞かれます。

サポート

広義では OEM 版に含まれますが、同時購入したパーツに対してライセンスが提供されるため、安価で入手できる反面、サポートは付属しません。
但し、販売店などでサポートを提供している場合はあります。

OEM(Original Equipment Manufacturer)版

ハードウェアメーカーが独自にカスタマイズし、パソコンの「部品」の1つとして、パソコンにインストール済みで販売する形態の OS です。

ライセンス

DSP 版とは違い OS のインストールディスクは無く、ライセンス認証済みの OS、およびドライバやプリインストールソフトをメーカー側で組み込み済みのリカバリCD(もしくはリカバリ用領域としてハードディスク内にリカバリイメージを保存)の場合が殆どです。
そのためライセンス認証自体が必要ありません。
但し、上述したとおり再インストール方法は、リカバリCD(リカバリイメージ)での提供となるため、他のマシンに乗せかえる事がライセンス的にも実質的にもできません。

サポート

サポートは Microsoft 社との OEM 契約上、パソコンメーカー側で提供する必要があります。

※但し、DSP 版、OEM 版共に、有償であれば、Microsoft のサポートを利用することは可能です。
なお、OEM 版については、メーカー側のカスタマイズに起因する動作、障害の可能性が高いと判断された場合、メーカー側に確認依頼される場合はあります。

公開日:2010年08月30日
最終更新日:2024年01月17日

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