液晶モニターの機能と種類の比較と選び方

解像度と縦横比

少し前までは、15インチ(1024x768)や17インチ(1280x1024)などの縦横比4:3のものが主流でしたが、最近はデスクトップを広く使いたい方や地デジ、ブルーレイディスク、フルHDのビデオムービーをフル解像度で見たいという人が増えてきたためかワイド画面の23インチ(1920x1080)などのフルHD対応の縦横比16:9のモニターの売れ行きが伸びています。
今はまだ・・・という方でも将来的にフルHDの映像を見る可能性を考慮して23インチ以上のモニターがお勧めです。
また、価格も低価格化が進み、23インチ(1920x1080)でも2万円程度で購入できます。

TN方式、VA方式、IPS方式

TN方式やVA方式は安価で、応答速度が速い(但し中間階調から中間階調への応答は、IPS方式の方が高速)ですが、視野角が狭いのが特徴です。
映像を見たり、ゲームをする場合は少し価格が高いですが視野角の広いIPS方式をお勧めします。

フルHD対応、HDMI端子、CPRM対応

さて、モニター選びは付加機能も重要です。
地デジやブルーレイディスクを見たいのなら、CPRM対応は必須です。
なお、CPRM対応はモニターだけではなく、グラフィックカード側も対応している必要があります。
また、ゲーム機やビデオムービーを接続したり、HDMI端子が付いているパソコン自体を接続する場合に備えて、HDMI端子付きも必須でしょう。

ただ、フルHD対応モニターであれば、殆どの機種に搭載されているためあまり気にする必要は無いと思いますが、購入の際は備わっているかはもちろん端子数もチェックしておくとよいでしょう。

気をつける点としてはフルHD対応の液晶モニターは当然ながら縦横比が16:9です。
それまで使用していたアプリケーションやゲームが正常に表示できるか、またペンタブレットなどを使用している場合は、16:9の縦横比に対応しているかの確認も大切です。

ドット欠けと寿命

液晶モニターの寿命といっても突然使えなくなるわけではなく、バックライトが消耗することで徐々に画面が暗くなっていき、最後には殆ど見えなくなります。
例えばBUFFALO(バッファロー)のサイトの情報ではバックライトの寿命は、約15,000時間~50,000時間のようです。
仮に1日8時間使ったとすると、最短で5年と少しです。
お仕事で使っていない方は、寿命に達する前に買い換える事になるのではないでしょうか。

ドット欠けについては、ロシアンルーレットのようですが、当たったら非常にショックです。
たった1ドットでも存在すると、新品を購入した感激も半減してしまいますね。
最近は品質も良くなったためか、あまりドット欠けを目にすることはありませんが、ショップによっては「ドット欠け保障」を用意しているところもあります。
万が一に備えて保障に入っておくのもいいでしょう。

ただ、ドット欠けについては、対応はメーカーにより異なる可能性がありますが、例えば三菱では「有効ドット数の割合は99.9995%以上」と定めています。
つまり、ドット欠けの割合が全ドット数の0.0005%より多ければ不良品として認めてもらえることになります。
これは、1920x1080の解像度のモニターであれば、11個以上という事になります。

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公開日:2010年07月22日

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