分かりやすいマイナンバーカード解説(お役所言葉解説付き)

マイナンバーカードはe-Taxなど、これまで税務署に赴き行っていた面倒な確定申告をオンラインで実施できるカードです。他にも各種行政手続きや定額給付金の申請、身分証明書などにも利用可能であり非常に便利なカードです。 その反面、悪用された場合には大きな被害を被る可能性がありセキュリティは万全である必要があります。

マイナンバーカード内の各種証明書はパスワードで保護されており、パスワードは漏洩が無いように厳重な管理が求められます。 本記事ではこれから多くの方が所持し利用することになるであろう、マイナンバーカードの主な使い方や各種証明書・パスワードの種類等について解説していきます。

電子証明書の種類

マイナンバーカードには以下の2つの電子証明書が搭載されています。

  • 署名用電子証明書
  • 利用者証明用電子証明書

署名用電子証明書は例えばメールの電子署名としてよく利用されていますが、これは元のデータと送信されたデータに差異がない事を証明(偽造・改竄防止)するための署名です。 このため、オンライン申請時の電子文書の作成や送信時にデジタル署名を行った上でデータが送信されます。

一方、利用者証明用電子証明書はマイナンバーカードの持ち主(利用者)である事を証明するための証明書です。通常はマイナポータルなどのログイン認証に利用されます。

Noteマイナンバーカードの有効期限は10年(未成年は5年)、電子証明書の有効期限は5年です。有効期限を過ぎると電子証明書を使用したオンライン申請が行えなくなりますが、無料で新しいマイナンバーカードや電子証明書を発行してもらうことが可能です。有効期限の2~3ヶ月前頃に届く有効期限通知書に従いオンラインもしくは窓口で申請します。

4つのパスワード

マイナンバーカードには以下の4つのパスワードが記録されています。

  • マイナンバーカード署名用パスワード(6~16文字の半角文字と数字)
  • 公的個人認証利用者証明用パスワード(4桁の数字)
  • 券面事項入力補助用パスワード(4桁の数字)
  • 個人番号カード用パスワード(4桁の数字)

まず、市区町村窓口でマイナンバーカードを受け取る際には、その場で署名用パスワード証明用パスワードの2つのパスワードを設定します。

この内、証明用パスワードは以下の3つのパスワードに同じパスワードが設定されます。これら3つを合わせてお役所言葉で統合パスワードと呼びます。

  • 公的個人認証利用者証明用パスワード
  • 券面事項入力補助用パスワード
  • 個人番号カード用パスワード

参考ちなみに、上記のパスワードはそれぞれマイナポータルから異なるパスワードに変更することも可能です。
通常は、すべてに異なるパスワードを設定する必要はないと思いますが、セキュリティ重視の方は設定しておいてもいいかもしれません。
但しパスワード忘れには注意です。メモに残しておき、厳重に管理しておきましょう。後述するようにパスワードの入力間違いによるパスワードロックの基準は厳し目となっています。

マイナンバーカード署名用パスワード

マイナンバーカード署名用パスワードは上記したように、インタネット経由で書類(電子文書)を送信する際に、偽造・改竄が無いことを証明するための電子署名を行うためのパスワードです。オンラインで何かを申請する場合には必須となるでしょう。 パスワードは6~16文字の半角アルファベットと数字の組み合わせとなります。ちなみにシステム上、アルファベットは大文字しか使用することができません

公的個人認証利用者証明用パスワード

公的個人認証利用者証明用パスワードはマイナポータルやe-Taxアプリにログインするためのパスワードです。パスワードは数字4桁となります。

券面事項入力補助用パスワード

券面事項入力補助用パスワードはマイナンバーカードに登録されている氏名、住所、生年月日、性別の4つの情報(お役所言葉で基本4情報と呼びます)を読み取る際に使用されます。パスワードは数字4桁となります。

個人番号カード用パスワード

個人番号カード用パスワードは住民基本台帳用のパスワードです。パスワードは数字4桁となります。

パスワードのロック

パスワードを一定回数連続で間違えて入力(署名用電子証明書は5回連続、利用者証明用電子証明書は3回連続)した場合、パスワードロックがかかります。 その場合、当該電子証明書は利用できなくなります。 また、一定時間が経つとロックが自動で解除されるわけではなく、ロックを解除するためには、住民票がある市区町村窓口に赴きパスワードのロック解除とパスワード初期化申請を行う必要があります。特に利用者証明用電子証明書は3回でアウトであるためパスワードの入力は慎重に行いましょう

Noteセキュリティ上致し方ないのでしょうか、かなり厳し目の制限であるため、パスワードの再設定で市区町村窓口に殺到するのも頷けますね。

パスワードを忘れた場合

パスワードを忘れた場合は、住民票がある市区町村窓口にマイナンバーカードを持参してパスワードを再設定する必要があります。その際、顔写真付き公的証明書が必須となります。

マイナンバーカードを紛失した場合

マイナンバーカードを紛失した場合は以下のような面倒な手続きが必要になります。

  • まず、個人番号カードコールセンターに連絡しマイナンバーカードの機能停止の手続きを行います。
  • 更に、警察に遺失届を出して受理番号を控えます。
  • そして住民票のある市区町村へ赴き、マイナンバーカードの再発行手続きを行います。

注意このため、特にマイナンバーカードの紛失には注意しましょう。

以上、分かりやすいマイナンバーカード解説(お役所言葉解説付き)でした。

公開日:2020年05月23日

記事 > マイナンバーカード > 分かりやすいマイナンバーカード解説(お役所言葉解説付き)

マイナンバーカードの記事一覧

他の記事も見る

このページのトップに戻る