キングストンの Gen4 対応激安 M.2 SSD 「NV2」を試してみる!
ここ最近M.2のSSDがやけに安くなっています。少し前では1TBで1万円ちょっとしていたのですが、いまは同じ金額で2TBが買えてしまいます。
そこで今回は内臓HDDを取っ払いALL SSDにするために、キングストンの激安M.2 SSDの1TBを購入しました。
1TBで7000円を割る価格
今回購入した商品はキングストンの「NV2 PCIe 4.0 NVMe SSD」です。 Amazonのセール中ということもあり、6,366円で購入できました。
公式の謳い文句
キングストンの公式ホームページ上では同製品について以下の特徴がアピールされています。Gen 4x4 NVMe PCIe のパフォーマンス
高速システム全般で最大読み取り速度 3,500MB/秒、最大書き込み速度 2,800MB/秒。
設置空間の限られたシステムに最適
M.2 コネクタ付きの設計に簡単に統合できます。薄型のノートパソコンおよびスモールフォームファクタ PC に最適。
大容量
データストレージの要件に合わせて、最大 4TB までの各種大容量モデルをご用意しています。
PCIe Gen 4 x4であり、現在最新の仕様のため、格安製品とはいえ、その性能をフルに発揮してくれるはずです。期待も高まります。
主なスペックは以下となります。
スペック
フォームファクタ M.2 2280
インターフェイス PCIe 4.0 x4 NVMe
容量2 250GB、500GB、1TB、2TB、4TB
連続読み取り/書き込み1 250GB モデル - 3,000/1,300MB/秒
500GB モデル - 3,500/2,100MB/秒
1TB モデル - 3,500/2,100MB/秒
2TB~4TB モデル - 3,500/2,800MB/秒
耐久性 (書き込みバイト総数)3 250GB - 80TB
500GB - 160TB
1TB - 320TB
2TB - 640TB
4TB - 1280TB
保管温度 -40℃~85℃
動作温度 0℃~70℃
寸法 22mm x 80mm x 2.2mm
重量 7g(全容量モデル)
耐振性(動作時) 2.17G(7~800 Hz)
耐振性(非動作時) 20G(20~1000Hz)
MTBF 1,500,000 時間
保証 / サポート4 3 年限定保証と無料技術サポート
MTBF(平均故障間隔)が1,500,000時間(62500日=171年)であり、生きている間に故障することはないようです。(あくまでも平均値です)
マザーボードへの取付
では実際にマザーボードに取り付けてみます。使用したマザーボードはASUSの「PRIME H670-PLUS D4」です。 H670チップセットのマザーボードでPCIe 4.0 x4のM.2スロットが3つ完備されており、その内、ヒートシンク付きのものはすでにOS用として占有済みのため、今回は2つ目のM.2に取り付けます。
取り付けは、いたって簡単でスペーサーを付けてM.2スロットにSSDを差し、ネジ止めするだけです。 ネジは小さく潰れやすそうなので動かない程度に軽く締めておきます。 低発熱との事であるためヒートシンクは装着しませんでした。
ベンチ
CristalDiskMarkによるベンチマーク結果は以下となります。
Readで3600程度、Writeで2900程度出ており、公称値(1TB モデル - 3,500/2,100MB/秒)以上(公称値では2TBモデル並みの速度)の性能が出ています。 値段の割になかなか良いですね。
もちろん上位モデルであればこの倍程度の速度は出ますが、私はそこまで速度にはこだわりません。むしろ発熱と耐久性の方が気になってしまいます。
発熱
発熱はCristalDiskInfoでは通常時で34℃前後、ベンチ計測時でも50℃程度までしか上昇しませんでした。
もちろん室温やPCのエアフローにも左右されるためあくまでも参考程度ですが、ヒートシンクを必要とするまでではないと思います。(M.2 SSDの適正温度は60℃以下)ヒートシンクはいる?
さしづめ今のところは必要ないようです。 もちろん、夏場や高負荷をかけるような使い方をする場合は、適正温度を超過する可能性はあります。その際はヒートシンクを取り付ければよいでしょう。
ヒートシンクは1000円以下のものでも問題ないでしょう。高価なものを購入する必要は特にないと思います。
ツール
ルールは Kingston SSD Manager をダウンロードして使えます。このツールでファームウェアのアップデートがあれば実施できます。ちなみにクローンツールは付属していません。
今回紹介したもの
公開日:2023年05月17日
最終更新日:2024年01月17日